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てんかん Q&A

Q.てんかんはどうして起こるのですか?
A.てんかんとは脳の特定の部位が過剰に興奮して起きる現象です。
(→ 詳しくは「てんかんの原因、診断」を参照してください。)

Q.てんかんになる原因は何ですか?
A.てんかんの原因は脳細胞の古傷や大脳皮質形勢障害、まれに脳腫瘍などが原因となることがあります。
(→ 詳しくは「てんかんの原因」を参照してください。)

Q.てんかんは遺伝しますか?
A.明確な遺伝形式が証明されたものはほとんどありません。
(→ 詳しくは「てんかんはどうして起きるか」を参照してください。)

Q.てんかんは何歳で発症することが多いですか?
A.1歳以下の乳児と65歳以上の高齢者の発生頻度が高いです。その他の年齢ではほぼ同率に発症します。
(→ 詳しくは「てんかんの頻度と発生年齢」を参照してください。)

Q.てんかんは治る病気ですか?
A.良性小児てんかん、欠神てんかんなど成人までに治癒するてんかんもありますが、大部分は自然経過に従います。
(→ 詳しくは「てんかんは治るか」を参照してください。)

Q.てんかんは薬で治せますか?
A.約70%は薬で発作を抑制できます。
(→ 詳しくは「てんかんの薬物療法」を参照してください。)

Q.てんかんの治療には手術が必要ですか?
A.側頭葉てんかんや小児の難治てんかんで手術が適した症例があります。
(→ 詳しくは「てんかんの手術」を参照してください。)

Q.てんかんの患者が日常生活で気をつけなければいけなことはありますか?
A.服薬の励行、規則正しい睡眠リズムを守り、自分に特有な発作のトリガー(ひきがね)を知って対処することが大切です。
(→ 詳しくは「日常生活での注意」を参照してください。)

Q.てんかんを持っていても妊娠、出産することはできますか?
A.基本的に可能です。しかし、女性に限って対策が必要です。てんかんを持った患者さんの出産に熟知した医師にかかることが大切です。
(→ 詳しくは「てんかんと妊娠」を参照してください。)

Q.てんかん患者は車の運転ができますか?
A.2年以上発作がなく症状が安定していれば、運転は可能です。
(→ 詳しくは「てんかんと車の運転」を参照してください。)

Q.てんかんに漢方は効きますか?
A.てんかんにおいて漢方はさまざまに利用されます。漢方をうまく利用することでいろいろと有益な結果が得られます。
(→ 詳しくは「てんかん治療における漢方」を参照してください。)

Q.てんかん発作を予防する方法はありますか?
A.小児てんかんに用いるダイアップ坐薬を成人の発作予防に使用すると、かなり確実にてんかん発作を予防することができます。
(→ 詳しくは「てんかんを予防する方法」を参照してください。)

Q.迷走神経刺激とはどのような治療法ですか?
A.迷走神経刺激とは、頸部の迷走神経に電極線(リード線)を巻き、胸に埋め込んだ発信器(ジェネレーター)から電気刺激を送ることで、てんかん発作の減少や軽減を図る治療法です。
(→ 詳しくは「迷走神経刺激」を参照してください。)



文責 清水弘之 (日本てんかん学会専門医・指導医)


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